メダカの飼育容器について
最初に準備する物の1つが容器ですが、どのような目的で飼育するかによって選びましょう。水槽・NVボックス・トロファスト・トロ船・睡蓮鉢・発砲容器など・・・鑑賞目的や設置場所によって水槽または容器を選びましょう。
メダカの飼育水について
水道水には塩素やカルキが含まれているため、無害化させる必要があります。カルキぬき入りの添加剤などを使用し除去できます。また、バケツなどに一晩ほど貯めておくだけでも塩素を飛ばすこともできますが水質が思わぬ変化をしてしまいめだかに合わず死なせてしまうこともあることも覚えておいてください。当店ではカルキぬき入り添加剤を使用して飼育水を作っています。
メダカの餌について
飼育匹数にもよりますが、餌残りがないよう少なめに与えることを基本として覚えておいてください。餌残りが多いと飼育水を汚してしまうため、すぐに環境が悪化してしまいます。餌残りがある場合はネット(網)やスポイトを使い、取り除きましょう。また餌の回数については朝に1回だけ与える方もいれば1日5回の方もいますので、自分のライフスタイルに合わせて行いましょう。
水替えについて
1週間に1回の水替えをお勧めしています。もちろん水量や飼育匹数によっては早めの水替えが必要になり、逆に水量に余裕があり飼育匹数も少なければ水替え頻度を減らせます。慣れていないうちは1週間に1回の水替えをお勧めします。
フィルター、エアーポンプについて
めだかは止水飼育も可能で、庭先や玄関先などの様々な場所で飼育されている方を見かけます。当店では全ての容器にエアーポンプを使用し空気を送っています。エアーポンプを使用したほうが水持ちも良く、有機物質を飛ばす効果や水面を動かすことで酸素の溶け込みを助けます。水量の少ない容器であれば効果の差がよくあらわれると思います。またフィルターなどの、ろ過装置を使用することでより水持ちも良くなります。ただ水量が少ない小さい容器だとフィルターを設置することが難しい場合がありますので容器や水槽のサイズに合わせて考えましょう。
掃除用具について
スポンジやブラシ、掃除用のスポイト、排水用ポンプは掃除の必需品です。容器サイズ水槽サイズに合わせて揃えておきましょう。また容器や水槽の掃除の際には洗剤の使用は絶対にやめてください。生体に悪影響を及ぼす可能性が高いです。間違って使用してしまった場合は良く洗い流した後、外でしっかりと乾かし洗剤の成分が完全に蒸発してから使用しましょう。基本的には洗剤の使用はせずに、汚れはスポンジやブラシで擦り取りましょう。
ネット(網)について
めだかをすくう為に必需品です。容器内のごみや残った餌などを取り除くのにも便利なのでサイズや網目の違うものを数本用意しておきましょう。
プラスチックケースやタッパーなどについて
掃除の際一時的にめだかを移しておけるのでとても便利です。めだかの状態チェックも同時にできます。100均などにもあるので是非、参考にしてください。
メダカの生体購入
水槽・容器内で元気よく泳いでいるめだかを選びましょう。
水槽・容器内の端で大人しくしている個体は調子を崩している可能性が高いので注意が必要です。また元気なめだかを購入してから、自宅の容器や水槽に入れる際、水温合わせは必要です。急な温度変化は体調を崩しやすく、最悪の場合は死なせてしまうことも多いので気をつけましょう。
水温合わせについて
自宅に持ち帰っためだかを袋ごと飼育容器に浮かべて様子を見てください。袋の中の水と飼育水の温度が同じぐらいになるように20~30分浮かべましょう。次に、袋の口を開け飼育水を20~30分かけて少しずつ入れていきましょう。急に水質が変化してしまうとやはり死なせてしまうことがあるからです。飼育水に馴染んだらめだかを飼育容器に入れましょう。最初のうちは底で大人しくしていることがほとんどで、慣れてくると元気に泳ぎだします。
メダカの飼育まとめ
水質・環境や病気についてなど他にもお伝えすべきことはたくさんあります。もしお困りのことがございましたらいつでもご相談ください。もし当店でもわからないことがあればすぐにお調べいたします。